在宅で生活されている方や施設に入居されている方で、歩行や外出が難しく、身体機能の低下や筋麻痺、筋萎縮、関節拘縮などのためにマッサージが必要と思われる場合には、ご相談ください。
訪問マッサージは、単に外出が面倒だから利用するものではなく、通所して施術を受けることが困難で、医療上マッサージが必要と認められる方を対象とした制度です。
対象となるかどうかを介護事業者やご家族だけで判断していただく必要はありません。
現在の身体状況や生活状況を伺い、制度の利用が考えられる場合には、その後の手続きについてご説明します。
在宅訪問マッサージは、訪問介護や訪問リハビリテーションなどの介護保険サービスとは異なり、医療保険の療養費制度に基づいて行われます。
健康保険を利用するためには、医師による診察と同意が必要です。
同意書には、マッサージを必要とする症状や施術部位のほか、訪問が必要な場合にはその理由についても医師に記載していただきます。
患者様が現在利用されている介護サービスとは役割の異なる制度として、身体管理の選択肢の一つになります。
医師の同意に基づく療養費の支給可能期間は原則6か月で、継続する場合には再同意が必要です。
ケアマネジャー、介護事業所、医療機関などからご相談いただいた場合、まず患者様の身体状況や生活状況についてお話を伺います。
ご本人やご家族の希望も確認したうえで、健康保険による訪問マッサージの利用が考えられる場合には、必要な同意書をご案内します。
その後、かかりつけ医などの診察を受け、医師からマッサージと訪問の必要性について同意を得ていただきます。
同意内容を確認し、患者様やご家族と施術内容、訪問日程などを相談したうえで施術を開始します。
ご紹介いただいた時点で保険適用が決まるわけではありません。医師の同意内容や保険者の取扱いなどを確認しながら進めます。
在宅で生活する方の身体状況は、施術だけで完結するものではありません。
日常生活、介護サービス、医療、家族による支援など、さまざまな要素と関係しています。
そのため当院では、必要に応じてケアマネジャーや医療・介護関係者の方々と情報を共有しながら施術を行います。
身体の状態や生活上の変化など、連携した方がよい事項がある場合には、ご本人やご家族の意向にも配慮しながら対応します。
それぞれの専門職の役割を尊重し、その方の生活を支える一員として関わることを大切にしています。
「この方は訪問マッサージの対象になるだろうか」
「歩行が難しくなっているが、どのように手続きを進めればよいだろうか」
といった段階からご相談いただけます。
お問い合わせの際には、患者様のお身体の状態、外出や歩行の状況、現在受診している医療機関など、分かる範囲でお知らせいただければ、その後の流れをご説明します。
制度利用の可否をその場で断定することはできませんが、必要な手続きや確認事項を整理してご案内します。
患者様やご家族からの直接のご相談だけでなく、ケアマネジャー、介護事業所、医療機関などからのご相談も承っています。