グラビングウォークが日本人を救う!
本当は日本人だけでなく、世界の人々を救えると思っていますが、まずは日本からスタートです。
グラビングウォークが日本人を救う!っていうと大げさな感じですが、私は本気で思っています。
私は仕事柄、肩や腰に慢性的な痛みを持った方を施術する機会が多いです。
その多くのケースで、ひざや足首に起因する症例を多く見てきました。
開業以来、観察してきた結果、現代人が共通して持っている歩き方を無視できないと気がつきました。
グラビングウォークは従来正しいと言われていたローリングウォークとは別概念です。
日本古来の歩き方を取り戻すため、私が続けてきたアルペンスキーのターン技術を基に「グラビングのためのなんば歩き」をマスターするメソッドをつくりました。
名付けてアルパインウォーキングです!
今までの常識と思ってきた歩行スタイルに疑問を投げかけるものとなっております。
現代人の歩き方は、明治維新、GHQ占領政策の機会に大きく狂いました。
大まかにいえば、靴文化による踵着地のために歩き方を変えさせられたのです。
そのため、ひざや足首周囲は負担が大きくなり、加齢とともにひざや足首、股関節に疾患を抱えるケースが多いのです。
踵にはショック吸収機能がなく、踵で着地するたびにショックが足首、膝、大腿骨まで伝わり、じわじわと体を蝕みます。。
これは外来文化によって常識が変わり、いつの間にか常識となってしまったローリング歩行という虚構が生み出したものです。
どんなに良い靴を履いたとしても、踵着地を続けていれば、いずれ脚の健康は失われてしまいます。
特徴的現代人の歩き方をどうすればよいか?
江戸期のわらじを履いていた頃の歩き方に戻せば良いのです。
すなわち、歩くフォームの改善して、つま先着地へフォームを改造すれば良いのです。
そうすれば、足趾〜足首までの骨が着地のショックを吸収し、足首より上にあるパーツの負担を減らしてくれます。
同時に足趾によって地面をつかむようにすることで力強い地面への蹴り動作が生まれます。
この動作がグラビング(つかむこと)という動作です。
そんなの今から治せるの?
そのように思うかもしれませんが、江戸期までは一般庶民が普通にやっていた習慣です。
その歩き方を「なんば歩き」という風に呼んでいますが、現代人だって練習すれば習慣化できます。
この歩き方は圧倒的にショック吸収に優れており、長距離の歩行に適しています。
実際、アフリカのマラソン選手たちは全員つま先着地によるグラビングをしており、実に世界歴代100位までの選手はアフリカの選手が占めています。
歩くフォームは3歳で完成するといわれています。
すなわち、改善することは難しいのです。
来院された皆さんにアドバイスはしてみました。
ところが、
「あっ!わかった!こんな風にすればいいんですね。」
といって帰った方で改善されたのを見たことがありません。
まったく不毛なアドバイスでした。
とはいえ、時間はかかっても身体に不具合をきたす未来を黙って見ているわけにはいきません。
できない理由は、タイミングがわからないことでした。
そこで、アルペンスキーのイメージを歩行動作に使ってみることにしました。
「意識を向けやすい環境を作ること=道具を使うこと」と考え、グラビングウォークをマスターするためのアルパインウォーキングに改良したのです。
体幹を鍛えるグッズは各社がいろいろ販売していますけど、本命はノルディックウォーキング用のポールです。
メリットは
いかがでしょうか?
手軽でダイエットにも結びつき、しかもひざや足首が痛くても運動がしやすいのです。
左右逆の手と足を出してきた習慣を変えることはなかなか難しいです。
まずは、腕でなく、ポールを振ること。
そして、そして足をついた場所にポールをつくこと。
目的はつま先着地なのですが、なんば歩きをしたほうがやりやすいのです。
競歩の選手の方は真逆の方法論となりますので、非常に違和感があると思います。
それもこれも、一生立って歩いて生活するためなのです。
ポールを持ったからといって、その日から歩き方が変わるわけではありません。
当然、改善ポイントを意識した練習をしなければ、何も変わりません。
ポールを購入された方には、歩き方のレクチャー・アドバイスを行っています。月に2回ペースでウォーキング教室も実施しています。実施日は治療院通信(治療院の玄関にあるフリーペーパー)に記載しております。
現在は実施しておりません。
私が理想としているつま先着地の本は何冊か出ておりますが、私の思いと完全に一致するものがまだありません。
そこで、私の考えを紹介した書籍を出版いたしました。
書籍の紹介ページより内容をご確認いただき、ご一読いただければと存じます。