初めて来院された方には、まず問診票をご記入いただきます。
現在気になっている症状や、その症状がいつ頃から続いているのか、これまでの病気やけが、現在受けている治療などについてお伺いします。
これは単に記録を残すためではなく、これから身体の状態を確認し、施術を考えていくための大切な情報になります。
分かる範囲でご記入ください。思い出せないことや書きにくいことは、後ほどお話を伺いながら確認していきます。
初診の方は問診票の記入やお話を伺う時間として、通常の施術時間とは別に30分程度のお時間を設けています。
問診票をもとに、現在のお身体の状態について詳しくお話を伺います。
いつ頃から気になっているのか。
どのようなときにつらくなるのか。
これまでにどのような経過があったのか。
症状そのものだけでなく、日常生活や仕事、運動などについて伺うこともあります。
身体の状態を考えるうえでは、こうしたお話の中から得られる情報も大切な手がかりになります。
また、施術について不安なことや、鍼や灸が苦手などのご希望があれば、このときにお聞かせください。
まずお話を伺い、そのうえで実際の身体を確認していきます。
お話を伺ったあとは、実際に身体の状態を確認していきます。
姿勢や動き方を見る。
声や呼吸の様子を聞く。
必要なことをさらに伺う。
そして、実際に身体に触れる。
鍼灸では、こうした確認を「望診・聞診・問診・切診」と呼びます。
当院ではその中でも、**実際に身体に触れて確かめる「切診」**を特に大切にしています。
筋肉の張りや硬さ、左右差、ツボの反応などを手で確認しながら、その日の身体の状態をみていきます。
必要に応じて動いていただき、動かしたときの反応も確認します。
こうして、お話から得られた情報と、実際の身体から得られた情報を合わせながら、施術内容を考えていきます。
ここまでに伺ったお話と、実際に身体を確認して得られた情報をもとに、その日の施術内容を組み立てます。
鍼や灸を用いることもあれば、あん摩を中心に行うこともあります。
どの方法を使うかは、選択されたコースの内容と、その日の身体の状態を踏まえて考えます。
鍼灸とあん摩を組み合わせるコースでは、まず身体に触れて状態を確認し、そのうえで鍼や灸を行い、最後にあん摩で身体全体をみながら施術をまとめていきます。
すべてのコースが同じ流れになるわけではありません。
施術中も身体の反応を確認しながら、必要に応じて方法や働きかけ方を調整します。
決められた手順をそのまま行うのではなく、その日の身体に合わせて進めていきます。
施術が終わったあとに、もう一度身体の状態を確認します。
施術前に気になっていた張りや硬さ、動かしたときの感覚などを比べながら、身体の反応をみていきます。
必要に応じて、もう一度触れたり動いていただいたりして、その場で確認します。
施術をして終わりではなく、施術前と施術後を比べ、身体がどのように反応したのかを確かめる。
ここまでが、一回の施術の基本的な流れです。
また、その日の身体の状態や施術後の反応を踏まえて、必要に応じて日常生活で気をつけたいことなどもお伝えします。