善診者.察色按脉.先別陰陽. 審清濁.而知部分

 「よく診る者は、色を察し、脈を按じ、まず陰陽を別つ。清濁をつまびらかにし、部分を知る。」(『素問』陰陽應象大論篇)

「上手な医者は、顔色を見て脈を見て、その病がまず陰病火曜秒かを判別する。そして、その病が欝滞によるものか、衰弱によるものかを明らかにしてから、細かな診察をして患部を見る。」というのがこの文の大意です。

東洋医学の診察は、多岐に及びます。すなわち、診察は玄関を入ってからの行動言動をすべて観察しています。もっといえば、予約で電話を受けたところから診察が始まっているんです。

「望聞問切」という風に東洋医学の診察を表現します。望→眺める、聞→声を聞き、においを確かめる、問→症状を聞きだす、切→触って確かめる、という一連の診察方法です。

皆さんが来院するときに、何気なくしているようですけど、毎回実行している当たり前の診察の習慣です

カテゴリー: 素問 タグ: , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です