智者察同.愚者察異.(『素問』陰陽応象大論(05))

「智者は同を察し、愚者は異を察す」と読んでおきます。

「賢い人はその根本的な原則をよく考えて適切に対応し、愚かな人はその違いだけにとらわれて、なぜそうなるかという原則を考えない。」という大意になります。

これは養生法に関して書かれている件なのですが、拡大して解釈すると、いろんな場面でこのようなことはあるかと思います。

似たような立ち位置の人同士が、少しの違いを問題にして本質からずれた議論を戦わせ、本質に迫れないことがあります。

全く時間の無駄とは言いませんが、お互いの共通点を見つけたら有意義な結論になりそうなのに…。

陰陽論は、こんなときに心を広くしてくれます。

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