形不足者.温之以氣. 精不足者.補之以味.

 「形不足なるものは、これを温めるに、気を持ってす。精不足なるものは、これを補うに味を持ってす。」(『素問』陰陽應象大論篇)

「肉体的な病のものは、これを温めるのに気の作用を用いる。精が不足しているものは、これを補うのに五味の食物を用いる。」というのがこの文の大意です。

形というのは外見です。精というのは内面です。

外から見てわかる不足に対して気を用いるとは、身体を防衛する機能を高めることをするということです。気とは、身体を守る気という説と、薬を用いるという説の二つがあります。

内側の不足に対して味を用いるとは、食べ物の五味(酸苦甘辛鹹)の不足する者を与えるという意味です。

すごく難しい解釈ですが、多分、外見の不足は症状が軽いので薬が効くが、内面の不足は薬を与えても聞かないくらい重いので、栄養補給で対処しなさいということかと思います。

 

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